少女と過保護ーズ!![完]
「ぐあっ!?」
にゅっと長髪の頭の上に手が現れたかと思ったら、その手がガシッと長髪の頭を掴み……ミシミシと音を立てて、長髪を持ち上げた。
おおおおおっ!!
すっ凄いっ!!
「あぁああああ……」
あっ!!
長髪が自分の頭を掴む手をどうにかしようとホイッスルから手を離した。
あたしはすぐにホイッスルを自分の手の中に大事にソッと納める。
やっと返ってきた。
あたしの宝物。
そこでようやく一息ついて、肩の力を抜く。
もう大丈夫。
心強くも頼れる人達が来てくれたから。
「なっ、なんだっテメェ!!ソイツを離せっ……ギャアアアアアアアアア!!」
一時呆然としていた顎ヒゲが長髪を助けようと動き出すも、顎ヒゲも頭を掴まれミシミシと音を立てて体が宙に浮いた。
「おいコラ、テメェら。あたし達の可愛い娘に何しやがってんだ、おお!?」
あわわっ。
花音さん、地が出てますよ!!
「ぐぁあああっ!!」
「がぁあああっ!!」
二人の頭を掴んでる手は更に力を入れ、音が大きくなり二人の呻き声もそれに呼応して大きくなる。
「頭が……つぶれ……」
顎ヒゲが必死にジタバタともがくも、手はビクともしない。
恐ろしいのは男二人をたった1人で、しかも軽々と持ち上げていること。
3人のお客様もその光景に驚愕している。
「花音さん。健さん」
あたしは救世主達の名前を呼んだ。
その人達は"黒豹"初代メンバー
目黒花音(めぐろ かのん)さんと。
因幡健(いなば たける)さん。
招かれざる客のせいで姿はまだ見えないけど、声は花音さんで太く大きな腕はきっと間違いなく健さんだ。
にゅっと長髪の頭の上に手が現れたかと思ったら、その手がガシッと長髪の頭を掴み……ミシミシと音を立てて、長髪を持ち上げた。
おおおおおっ!!
すっ凄いっ!!
「あぁああああ……」
あっ!!
長髪が自分の頭を掴む手をどうにかしようとホイッスルから手を離した。
あたしはすぐにホイッスルを自分の手の中に大事にソッと納める。
やっと返ってきた。
あたしの宝物。
そこでようやく一息ついて、肩の力を抜く。
もう大丈夫。
心強くも頼れる人達が来てくれたから。
「なっ、なんだっテメェ!!ソイツを離せっ……ギャアアアアアアアアア!!」
一時呆然としていた顎ヒゲが長髪を助けようと動き出すも、顎ヒゲも頭を掴まれミシミシと音を立てて体が宙に浮いた。
「おいコラ、テメェら。あたし達の可愛い娘に何しやがってんだ、おお!?」
あわわっ。
花音さん、地が出てますよ!!
「ぐぁあああっ!!」
「がぁあああっ!!」
二人の頭を掴んでる手は更に力を入れ、音が大きくなり二人の呻き声もそれに呼応して大きくなる。
「頭が……つぶれ……」
顎ヒゲが必死にジタバタともがくも、手はビクともしない。
恐ろしいのは男二人をたった1人で、しかも軽々と持ち上げていること。
3人のお客様もその光景に驚愕している。
「花音さん。健さん」
あたしは救世主達の名前を呼んだ。
その人達は"黒豹"初代メンバー
目黒花音(めぐろ かのん)さんと。
因幡健(いなば たける)さん。
招かれざる客のせいで姿はまだ見えないけど、声は花音さんで太く大きな腕はきっと間違いなく健さんだ。