少女と過保護ーズ!![完]
「最近のアイツは中々の困っちゃンだな…」



竜希さんに困っちゃンて言われてるよ!!

八雲さん!!



「グハッッ」



どこかで、ダメージをうけてる声がした…。



いや、うん…確かにあの声音とねキスは困りますがね…



「ハイネ、顔が…」



顔が!?

何!?麻也!?

何故にドン引き!?



「ホレ、チビ、皆が待ってる」



またまた渡される、拡声器。



「ガツンとかましたれ!!」



ワーワー皆を囃し立ててた蓮くんが眩しい笑顔で親指を立てる。



ガツンて…。



皆があたしを見上げ、今か今かと待ちわびてる。



うぷ…。



「大丈夫?ハイネ?」



今日も可愛い麻也が、覗きこんできて背中を擦ってくれる。



「いーんだよ、チビが思ったことを、そのまま言葉にすれば」



風にウルフヘアーを靡かせて笑う竜希さん。



あたしの言葉…。



"キーーーーン"



スイッチを入れれば耳障りな音がなる。



『3日後のクリスマス……』

< 314 / 461 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop