少女と過保護ーズ!![完]
「もぉ、立派な"姫"だな」




嬉しそうに笑って、竜希さんが、ふにふにとほっぺを撫でてくれる。



…"姫"になれてるかな??


だったら……いいなぁ



「でれししし」



「いいぞっ!!ハイネ!!KAWAII!!」



「あれー!?八雲さん!?」



「その照れた顔と猫耳帽子が可愛すぎるぞ、IMOUTO!!」



「蓮くん…」



二人があたしの前で、デシカメを構えてた!!



蓮くんはそこに居たからわかるけど、八雲さんは桂と部屋に居たはずじゃあ!?



「桂!!」



同じことを思ったのか、麻也が部屋へと走っていく。



「あああー!!桂ーー!!!!」



……どうやら…無惨な姿で発見されたようだ。



チーン…。



犯人は…。



「あっ八雲!!そのチビネ可愛いな!!くれっっ!!妹コレクションに加える!!」



妹コレクション!?


友達コレクションじゃなくて!?



八雲さんと蓮くんは自分で撮ったデシカメの中身を見せあってた。



ってか、その中身、あたし!?!?
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