少女と過保護ーズ!!
番外編
バレンタイン
麻也side
バレンタインが苦手になったのは、いつからだろう。
何年か前までは、たくさんのチョコが貰える日と喜んでた。
でもここ最近では、本命チョコってのが増えてきて。
『好きです。付き合って下さい』
『麻也くん。好きなの』
『あたしのことを好きになって』
『付き合って、じょじょに好きになってくれたら』
冗談じゃない。
好きでもないのに付き合えないし、付き合いたくもない。
断れば泣かれ、怒られ、叩かれることさえある。
叩かれたりするのはいいけど、泣かれるのは…困る。
「いつになくシリアルだな。麻也のやつ」
「竜希さん!!それ食べ物!!」
「いつになくメニエルだな。麻也のやつ」
「蓮くん!!それ……??」
わかんないんだね。ハイネも。
てか、何やってんの?皆。丸見えなんだけど…。
「メニエルは病気だ」
やっくんまでいる。
「いつになくドリトルだな。麻也のやつ」
「桂、アホじゃね??」
「ハイネに寄るな。アホがうつる」
「うつらねぇよっっ!!」
桂には、ツッコまないんだ。
"シャーウッド"の2階は、いつも誰かがいて喧しい。
悩んだり、考え事をするのには不向きだ。
わかってるのに俺はここにいる。
バレンタインが苦手になったのは、いつからだろう。
何年か前までは、たくさんのチョコが貰える日と喜んでた。
でもここ最近では、本命チョコってのが増えてきて。
『好きです。付き合って下さい』
『麻也くん。好きなの』
『あたしのことを好きになって』
『付き合って、じょじょに好きになってくれたら』
冗談じゃない。
好きでもないのに付き合えないし、付き合いたくもない。
断れば泣かれ、怒られ、叩かれることさえある。
叩かれたりするのはいいけど、泣かれるのは…困る。
「いつになくシリアルだな。麻也のやつ」
「竜希さん!!それ食べ物!!」
「いつになくメニエルだな。麻也のやつ」
「蓮くん!!それ……??」
わかんないんだね。ハイネも。
てか、何やってんの?皆。丸見えなんだけど…。
「メニエルは病気だ」
やっくんまでいる。
「いつになくドリトルだな。麻也のやつ」
「桂、アホじゃね??」
「ハイネに寄るな。アホがうつる」
「うつらねぇよっっ!!」
桂には、ツッコまないんだ。
"シャーウッド"の2階は、いつも誰かがいて喧しい。
悩んだり、考え事をするのには不向きだ。
わかってるのに俺はここにいる。