少女と過保護ーズ!![完]
「放課後…デート………八雲さんとやってみたくて…待ってれば…来た早々…男に壁ドンするし…」


「壁ドン??」


「今、女の子がやってもらいたいことNo.1くらいの人気…。………………………………あの野郎(怒)」



あの野郎(笑)

最近、ちと口が悪くなってるな。


誰の影響だ?

竜ちゃんか?



!?!?



ハイネの少し、ちんぷんかんぷんな説明を聞いてたら、今とさっきやったのが壁ドンらしく…。



だから、ギャーギャー女達が煩かったのか。



「あたしは放ったらかしだし……」



ベソッと泣き出してしまいそうなハイネ。



「悪かった。ごめん。ハイネ」



今にも零れ落ちそうな涙を溜めた目元に唇を寄せて口づける。



「ん…」


「俺に壁ドンしてもらいたかったのか??ん?」


「ぬぉっ……あい」



真っ赤になって頷くハイネ。



「そうかっ」



そうかっ



俺はだらしなく表情を緩めた。
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