少女と過保護ーズ!![完]
「う??」



周りを見れば、女も居るが、男共がチラチラハイネを見てる。


制服姿に綺麗な生足のハイネを。


このクソ寒いのに、生足て。


まぁ、俺に見せようと頑張ってくれてるんだろうが。



「今日の制服を着た可愛いハイネを俺は独り占めしたい」



他の男になんざ、見せたくない。



「のっ!?」



ギュッと俺の首に抱きついてきた。



「ダメか?」


「ややや八雲さんがそこまで言うなら…言うこと聞いてあげても…いいですよ??」



ツンデレか(笑)?



「では、お願いします。姫」



「――――あいっ」


「ホレ。寝てて良いぞ」


「…れも…バイク…」



れも?

言えてねぇ(笑)



「置いていく。こんな状態のお前をバイクには乗せられねぇ。落ちでもしたら一大事だ」


「ごめ…なさ…」


「良い。これは俺の我が儘なんだから。おやすみ、可愛いハイネ」


「ん……。やく…もさ…」


「ん?」


「あたし…も……独り占め……したい……」


「~~~~~っ!?」


なっ!?



聞き返そうかと首を捩れば、小さな寝息が聞こえてくる。



本当

どうしてくれよう。

この可愛い子。



「帰るか」



ギュッとしっかりハイネを抱き上げて、歩き出した。
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