少女と過保護ーズ!![完]
ハイネside



「……っっ!!??」



目が覚めて、すぐ近くにある八雲さんの顔に悲鳴を上げそうになる。



そっか、あたし寝ちゃったんだ。



けど、なんで八雲さんも寝ちゃってるの!?

しかも、いっいっいっ一緒に!!


ううう腕枕までっ


八雲さんを起こさないように、ソッと起き上がる。


八雲さんの寝顔…初めて見る。


少し幼くて…可愛い!!



「いつも側に居てくれて、気にかけてくれて、ありがとう」



今日はバレンタインだしね!!


こここれくらい許して!!


チュッと八雲さんの頬にキスをする。



「好き。大好き」



八雲さんー。



「……ん。ハイネ…」


「ふぉおおおっ!?八雲さっ違っコレ…」


「ん…」


「寝言!?!?」



未だに目を瞑ったままの八雲さん。



ふぉぉおっっ!!


焦った!!

マジで焦った!!



まだこの気持ちを知られるわけにはいかないんだ。


でもいつか必ず。



「伝えるから」
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