少女と過保護ーズ!![完]
八雲さんの手に綺麗に包装した手作りのチョコを置いて、ベットから抜け出した、あたしは……
「……」
「「「「……」」」」
扉を少し開けて、トーテムポールと化してる、竜希さん、蓮くん、麻也、桂と目があった……。
「~~~~~~~っっ!?」
「俺にもチュッ!!」
「チビネ~(号泣)」
「顔が真っ赤だよ、ハイネ」
「一緒に寝るとか、エ・ロ」
「殺す!!」
「「「「なんでだよっ!!??」」」」
「今見たものは忘れろー!!」
「「「「来たーー!!!!」」」」
ドタタタター!!!!
皆の記憶を抹消すべく、あたしは部屋を飛び出した。
だから。
チョコを抱きしめ、笑う八雲さんに気付けなかった。
「先に言うのは、絶対に俺だからな」
[完]