少女と過保護ーズ!![完]
「って、誰が初めてのお使いかっっ!!!!」


「ゴフッッ!?!?」



ツッコミ遅っ、なんて突っ込むよりも早く、喉仏にチョップをくらった。



「ゴホッ!!ゲホッゲホッ」



コイツ!!



「ごっごめん。まさか、んな華麗にチョップが決まるとわ…」



噎せる俺の背中を擦るチビ助。



子供扱いされたからって、急所を迷わず狙うて……暗殺者かっっ!!



全く……。



ワタワタしてるチビ助を見る。



ピンクのだっぼだぼのパーカーに、ウサ耳のついたフード。


さっきまで、ピーンと立ってた耳が今やタルーンと垂れてる。


まるで、チビ助の気持ちを代弁するかのように。


そして、変装用のデッカイ黒縁メガネに、これまたピンクのリュックサック。



リュックサックには天使の羽が縫い付けてあって、下の方に逃走防止用のリードがついてる。



全て八雲プロデュース。
< 397 / 461 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop