少女と過保護ーズ!![完]
つか、このリュック………明らかに子供用だろ。


蓮くんと麻也を尾行する!!って言ったとき、すこぶるナイス笑顔で「なら、変装しないとな」と八雲が用意したのがコレだ。



いや…似合ってんがな。

うちの子一番!!

ちゅーくらい可愛いがな。



目立ってんぞ。

尾行には限りなく不向きだぞ。



幸い、俺もメガネにキャップ帽と軽く変装してるから、"黒豹"だとバレた訳ではないが…。



「可愛い~!兄妹かなぁ!?」



なんて声があちこちから聞こえてくる。



しかし…どこからどう見ても子供…



「ゴフッッ!?!?」



再び、喉仏にチョップをくらう俺。



「今!!どっからどう見ても子供って思ったでしょーが!?!?おお!?」



チビ助が、俺の服を掴みブンブンと揺らしてくる。


バレてるって……。



「ゴホッ!!おまっ…ゲホッ!!思うに決まってんだろーが!!つか、間違いなく子供だろーが!!ここに居る皆が思ってんわ!!当てられたからって、何度も俺の喉仏、攻撃すんじゃねぇよ!!ボケぇ!!」
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