少女と過保護ーズ!![完]
死ぬわっっ!!


「え~。ゴキブリ並みの生命力を誇る桂さんなら死んだりしませんよ~ぅ」


「え~。子供ゴジラみたいなのに言われたくないですよーぅ」


「子供ゴジラ!?何ソレ!!子供店長みたいで、カッコいいじゃないか!!」



キラーンと目を輝かせ喜ぶチビ助。



「馬鹿なのか!!」



どこをどうやったら、そんな思考になる!?



((コイツ!!!!))



互いを敵と見なした俺達の間でバチバチっと火花が散る。



……も。



「……っ」




「……」




ん?

なんだ?



微かに届いたのは…声。


もちろん、目の前で吠えるチビ助ではない。



この感じは………………って



「コラッッ!!!!」


「……のんっっ!!??」



意識がチビ助から外れたほんの少し。



いつの間にか、結構離れてやがった。



ちょっくら、慌ててリードを強めに引けば、またたたらを踏んで戻ってきたが……。
< 399 / 461 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop