少女と過保護ーズ!![完]
「八雲のどあほーーっっ!!」
断末魔の後、グシャッと音がして下が騒がしくなる。
「わー!?総長が落ちてきたーっ!!」
「まーた、チビ姫の部屋に忍び込んだんだべー?懲りねぇ総長だなー」
そんな会話が聞こえてくるが、さすがに寒くて窓を閉める。
冷たい風と厄介な奴らを閉め出し、ようやく一息つく。
しかし毎朝毎朝、本当に懲りないな、あの二人も。
この子を構いたくて構いたくて仕方がないらしい。
"黒豹"の奴らも気に入ってくれたのは良いんだが、必要以上に構いたがるのがちょっと……な。
この子は俺の宝物なのに。
ベッドに腰をかけるとギシッと軋む。
一度寝てしまうと絶対に起きないこの子は、毎朝のあの騒ぎにも安らかな寝息を立てて起きる気配さえ見せない。
ここに来た時は、魘されながら寝ているこど多かったが……。
「ハイネ」
名を呼ぶ。
「……んんっ」
ピョッコリと艶やかな黒髪が布団から出てくる。
もう一息。
「起きろ、ハイネ」
「~ん……ふごっ!?」
竜ちゃんとはいえ、俺以外の……
てか、俺は入ったことがないがっ。
男を布団に入れたのだ。。
お仕置きとして鼻を摘まみ、グリグリと揺する。
すると数秒もしない内に、ハイネはカッ!!と瞳を見開いた。
断末魔の後、グシャッと音がして下が騒がしくなる。
「わー!?総長が落ちてきたーっ!!」
「まーた、チビ姫の部屋に忍び込んだんだべー?懲りねぇ総長だなー」
そんな会話が聞こえてくるが、さすがに寒くて窓を閉める。
冷たい風と厄介な奴らを閉め出し、ようやく一息つく。
しかし毎朝毎朝、本当に懲りないな、あの二人も。
この子を構いたくて構いたくて仕方がないらしい。
"黒豹"の奴らも気に入ってくれたのは良いんだが、必要以上に構いたがるのがちょっと……な。
この子は俺の宝物なのに。
ベッドに腰をかけるとギシッと軋む。
一度寝てしまうと絶対に起きないこの子は、毎朝のあの騒ぎにも安らかな寝息を立てて起きる気配さえ見せない。
ここに来た時は、魘されながら寝ているこど多かったが……。
「ハイネ」
名を呼ぶ。
「……んんっ」
ピョッコリと艶やかな黒髪が布団から出てくる。
もう一息。
「起きろ、ハイネ」
「~ん……ふごっ!?」
竜ちゃんとはいえ、俺以外の……
てか、俺は入ったことがないがっ。
男を布団に入れたのだ。。
お仕置きとして鼻を摘まみ、グリグリと揺する。
すると数秒もしない内に、ハイネはカッ!!と瞳を見開いた。