少女と過保護ーズ!![完]
麻也が来た。



すんごい剣幕で。



んで、女の人の手をはたき落とした。



……麻也??



「……ヤキモチ??」


「それはねぇな」



呟いた言葉はバッサリと桂に否定される。



「何モタモタしてんだっ!!本屋が閉まる!!」



本屋!?

閉まらないっ!!

8時じゃまだ閉まらないよ、麻也!!


全く、蓮くんのラブチャンスを潰すとかっっ。


帰ったら、説教……



「あのっ!!」



女の人が声を上げる。


がっ。


んん!?

肝心なとこが聞こえないではないか!!



仕方ない!!



ここはあたしの読む唇術でっっ。



「読唇術な。読唇術」




!?



「言い言い言い…言ったし!!あたし、そう言ったし!!独身術!!」


「嘘つけ。つか、漢字!!」


「おん!?」



言い合ってる間に、喋る女の人。









「あ・た・し・も・ラ・イ・ス・た・べ・て・い・い・で・す・か…?」





女の人の唇を読んでみた。




……………………

…………………

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……………

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………
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