少女と過保護ーズ!![完]
蓮くん、君って人は!!


なんて優しくて、カッコいいんだ!!



うんうん。

ホントに優しいんだよ。蓮くんは。



「グッジョブ。麻也」


「ん?」


「行くぞ」


「ど?」



どこへ?


てか、このままー!?


あたしを肩車したまま、桂は颯爽と歩く。


向かった先、それは。




「お姉さん」



さっきのお姉さんの所。



「え?きゃぁぁっ!?……………って、桂!?」



悲鳴をあげられた。

やっぱり190㎝のウサミミは驚き、引かれるらしい。



「こんばんは」


「あ…えっと、こんばんは!!」



女の人が、桂の挨拶に答え、目をキラキラ輝かせながら近寄ってくる。


桂with肩車されてる、あたしのもとへ。



「さっき…えっと、あの……アレ?あの人に……」



アレって、あの人って。

もしかしなくても、蓮くんのこと……?



「あっそうそう!!蓮さんに助けられたんです。お礼がしたいので、今度車庫に行っても…」


「ダメです」


「え?」



桂、即答。



「じゃあ、連絡先……」


「それも無理です」




お??
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