少女と過保護ーズ!![完]
そう言えば、わかってくれた二人が手を取って握ってくれた。



右に桂。

左に八雲さん。



でへへ!!

ハーレムじゃ…



「俺も仲間に入れろー!!」


「「「!?」」」


「うひょぁぁぁぁあ!?!?」



聞き慣れた声が、後ろからした…と思ったら、グンッと高くなる視線。


八雲さんと桂が、繋いだ手でバランスを取ってくれたから悲惨な目に合わずにすんだけど…何故か今日3度目の肩車。



「竜希さん!!」


「竜ちゃん、危ないだろうがっっ!!」


「いつから、見てたんだ?」



竜希さんだった。


何やら紙袋を持ってるので、買い物帰りらしい。


おおぉー!!

桂よりも更に視線が高い!!



「富士山…」


「あ?」


「こらっ!!チビ助!!俺が裏山で竜ちゃんが富士山って、どーゆうことだ!?」


「落ち…落ちる…」



ギュンギュン繋いだ手を揺らし怒る桂。



「仲間ハズレにされたら竜ちゃん、泣いちゃうぞ!!怒っちゃうぞ!!ババァ…もといバーバに言っちゃうぞ!!」
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