少女と過保護ーズ!![完]
ババァって!!


誰に言っちゃう気だっ!?


てか、それジ◯リだよね?


あの大きい坊っちゃんのマネだよね?



あたし、アレが一番好きだよ!!


じゃなかった!!



「可愛くねぇし」


八雲さん…。


「バーバって、アレか…花音さ…」



ケシャァァァァァァー!!!!


ビターーン!!!!



「ッッ!?!?!?」



鳥がっ

夜は飛ばないはずの鳥が、桂の頬を翼でビンタしてった!!!!



凄いんですけど!?

え?

鳥がビンタ!?



花音さんの差し金かと、四人で花音さんが居ないか周りを見た。



居ない…。



「アレか…召喚獣か」


「「おおー」」



竜希さんの言葉に、納得するあたしと八雲さん。

花音さんなら召喚できそうだ。



「おおー。じゃないわ。心配しろ」


「「「ええー?」」」


「ええー?じゃないわ」




この状況って…


八雲さんと桂に手を繋いでもらって、竜希さんに肩車をしてもらって。



ピクニックをする家族!!みたいじゃないかっ。





父しか居ないんだけどーー!!


どんな家族!?


なんて、アホなことを考えつつ、他愛のない話をしながら四人で仲良く帰るのだった
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