少女と過保護ーズ!!
「お?マジで!?くれくれ!!」


「待っ……」



ポッキーーン!!!!



前歯ぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!!!←2回目。



竜希さんの前歯が吹っ飛んでいった……………。



「硬ぁぁぁぁぁぁあっっ」



どんだけ!?



………




「麻ー也」


「………」



ハイ。

麻也くん絶賛はぶて中。


車庫の隅っこで、膝を抱え中。



可愛い、はぶて方だな。


さっきの自分が…あの大号泣がっっ、めっさ恥ずかしいじゃないかっっ!!


どうして、これが出来なかった自分!!



「ホワイトデー、ありがとね」


「何が…?俺は歯折り機を作っただけだけど?」



歯折り機…笑えねぇ…。



「一生懸命、あたしのことを思って作ってくれたんでしょ?その気持ちが嬉しい」


「……うん」



こっちを見て、照れたようにハニかむから、あたしも笑って麻也の横に座り、肩に寄りかかる。



「大事にするからね」


「食べなよ」


「え?」















女の子の命←??

である前歯をあたしも飛ばせと!?
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