少女と過保護ーズ!!
受け止めるも勢いをころせず…後ろに転がったあたしは…。


ゴッチーーン!!!!


隣にいた麻也に頭突きをかました……。



「~~~~~~っ!?!?」



悶絶する麻也。



「ごめっごめんっ麻也!!」


「ど…どんだけ…石頭…」


「てへ」


「誉めてない…むしろ嫌味」


「なんじゃと!?」


「じいさんか」


「性別!!」



なんで、じいさん!

せめて、ばあさん!!


麻也にツッコみを入れながら、投げられたモノを見た。


妙に柔らかいソレは…。


巨大キョ◯ちゃんのヌイグルミだった。



デカっ!!

てか、デカっ!!


あたしの体の半分はあるよ!?



「フハッッ」



笑う。ヌイグルミをギュッと抱きしめて。



「こんなのどこで売ってんの!?デカイっっ!!」


「ヌイグルミとセットのチビネ、ギャン可愛っっ!!」


「デジカメ!!デジカメ!!」



プイっっ!!



「「あっこらっっ!!」」



なんか、ハッスルしだした八雲さんと蓮くんから顔を背けた。


撮られてたまるかぁぁ!!



「アハハ!!ありがと、桂」


「チョコ◯ール100個じゃなくて悪ぃな」


「ふふっ。これで十分だよ!!」



ふんわりと笑う桂に頭を撫でられた。



「なんだかんだで、天敵とか言いながら、仲良いよな。あいつら」


「うん。ハイネに一番甘いのって、桂なんじゃない??」
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