少女と過保護ーズ!![完]
ママチャリなう!!


現在ただいま、何処からか竜希さんが持ってきたママチャリで、コンビニへ。


運転手はもちろん


あたしっっ!!


って、なんでやねん!!


竜希さんは後ろで悠々立ち乗り中。



これ普通、男が前だよね!?


前で漕いでくれるよね!?



なのになんでだぁぁぁ!!


この男!!


あたしを無理に連れ出したのは、このためだったんだな?



「俺の惚れ惚れする歌を聞け!!チビ太郎!!」


「誰がチビ太郎だっ!!聞かんしっっ!!」



挙げ句、後ろで歌いだす。


こんにゃろ…。


しかし、重い…。

竜希さん細身に見えて、やっぱり男で…重たい!!



中々進まないよね…。


コンビニ遠いんじゃい!!



「"黒豹"の歌がー」


「"黒豹"の歌!?!?」


「聞こえてくるよー」


「こんわっっ!!」


「げっげっげっげっ、ぐぇえ!?」


「どんな歌だ!!てかっ」



それ、どう考えても他の歌を彷彿とさせるよね!?
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