少女と過保護ーズ!![完]
「ん?」


「やっぱ俺がウサギって、似合わないか…?」



ショボーンと肩を落とす蓮くん。



「にっ似合わなくなんかないよっっ!!」



ああっ!!

そんな顔しないで!!



「アレッアレに似てる!!ウサビ◯チのキ◯ネンコ!!」




ピンクのウサギマフィアのことである。



「それ、誉めてんのか??」



桂が聞いてくるから、全力で頷く。



「もちろんだ!!あたしは好きだっっ!!」



良い例えをしたな!!

あたし。


見れば見るほど、ソックリだ!!



「好きっ」



照れる蓮くんに。



「なんで、ソレを蓮が着てんだ?」



おおおおお…。


これで、何度めかの八雲さんにコブコブおばけにされた竜希さんが言う。



「ん?コレ、蓮くんのじゃないの??」


「ああ。麻也のだ。麻也が熱出してた俺に気をつかってくれて、こっちのが暖かいからって」


「麻也ーーーーっ!!」



あんたって子は!!

あんたって子はーーっ!!


なんて良い子………………



!?
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