少女と過保護ーズ!![完]
フンワリと香る、瑞々しい新緑の香り。
少し手にかけると、八雲さんはあたしの耳の後ろの方にソレをつけた。
「ん。ハイネって感じ」
「ほー!!」
あたしの首もとに顔を埋め、匂いを確かめる八雲さん。
これが、今のあたしかぁ。
「毎年、ハイネの成長とともに香水も替える。俺が選んで、贈ろう。この日に」
「っっ!!」
「ずっと側で、隣で、一緒に大人に。"レディ"になるハイネを見ていこう」
ああ―――――――。
なんて甘美で愛しい"約束"
あたしは八雲さんの首にしがみついた。
そして、顎にソッとキスをする。
「ハイ……」
八雲さんにもお髭が生えるんだね。
少しザラッとした。
でも愛しい。
フワフワ香る匂いは、まだ幼さを感じさせる。
これが今のあたし。
いつか、これが色っぽくて甘い匂いに替わったとしても、あたしの隣には八雲さんがいる。
"一緒"に歩き続ける。
少し手にかけると、八雲さんはあたしの耳の後ろの方にソレをつけた。
「ん。ハイネって感じ」
「ほー!!」
あたしの首もとに顔を埋め、匂いを確かめる八雲さん。
これが、今のあたしかぁ。
「毎年、ハイネの成長とともに香水も替える。俺が選んで、贈ろう。この日に」
「っっ!!」
「ずっと側で、隣で、一緒に大人に。"レディ"になるハイネを見ていこう」
ああ―――――――。
なんて甘美で愛しい"約束"
あたしは八雲さんの首にしがみついた。
そして、顎にソッとキスをする。
「ハイ……」
八雲さんにもお髭が生えるんだね。
少しザラッとした。
でも愛しい。
フワフワ香る匂いは、まだ幼さを感じさせる。
これが今のあたし。
いつか、これが色っぽくて甘い匂いに替わったとしても、あたしの隣には八雲さんがいる。
"一緒"に歩き続ける。