少女と過保護ーズ!![完]
「ありがとう!!八雲さん。あたし、良い女に、良い香りをつけれるように頑張るね!!」


凛さんや花音さんに色々教えて貰おう!!


うん、うん。


と自分の考えに頷いてたら。



「ハイネのペースで良いんだ。ゆっくりと。俺はずっと側に居るし、あんまり早く成長すると、いらん男が寄ってくる」


「八雲さん?」


「なんでもない」



最後の方が小さくて、何を言ってるか聞こえなかった。



「ハイネ」


「八雲さん」



―――大好き―――



甘い甘い八雲さんの微笑みに吸い寄せられるように顔を近づけていく。



「ずっと……………」


「ああ。ずっと一緒だ」



瞬く満天の星空下。


皆の騒がしい声をBGMに。



「ん…」



初の香水の匂いを八雲さんと二人、存分に堪能した。




ホワイトデー"八雲"  [完]
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