少女と過保護ーズ!![完]
ーー……
ーー……
数十分後。
あたしは正座をさせられていた。
見るも無惨な姿で発見…もとい連れてこられた桂と共に。
何故だ…。
八雲さんの説教を聞きながら悩む。
あたしは被害者では…?
なんて思ってたのがバレて
『よっぽどの事があったんだと、心臓が冷えた』
と困ったような顔で言われた。
ホイッスルを貰ってから1年ほど。
その間、鳴ったことがないホイッスルが鳴ったのだ。
数日前のことがあるから余計に心配したのだとも言われた。
ここに入って来た時の八雲さんの表情を思い出して、申し訳無さで一杯になる。
あたしはなんて馬鹿なんだろう……。
今は気が張ってる八雲さんにこんなに心配をかけて……。
しかもただの仲間内のケンカで。
ギュッと太ももの上で手をキツく握りしめる。
八雲さんの顔が見れない。
『ごめんなさい』
俯いて謝る自分の声はあまりにも小さく、八雲さんに届いたかわからない。
情けない……。
『ハイネ』
『…はい』
八雲さんがあたしの前でしゃがむ。
『反省したなら良いんだ』
『や”…や”く”も”さ“ん”っっ』
『もう泣くな。タオルを冷やしてくるから貸せ』
壊れ物を扱うかのように、顔を冷やしているタオルで涙を拭かれ、そのタオルを持って八雲さんはキッチンへ。
その姿をただただ見つめる。
八雲さんーー。
ーー……
数十分後。
あたしは正座をさせられていた。
見るも無惨な姿で発見…もとい連れてこられた桂と共に。
何故だ…。
八雲さんの説教を聞きながら悩む。
あたしは被害者では…?
なんて思ってたのがバレて
『よっぽどの事があったんだと、心臓が冷えた』
と困ったような顔で言われた。
ホイッスルを貰ってから1年ほど。
その間、鳴ったことがないホイッスルが鳴ったのだ。
数日前のことがあるから余計に心配したのだとも言われた。
ここに入って来た時の八雲さんの表情を思い出して、申し訳無さで一杯になる。
あたしはなんて馬鹿なんだろう……。
今は気が張ってる八雲さんにこんなに心配をかけて……。
しかもただの仲間内のケンカで。
ギュッと太ももの上で手をキツく握りしめる。
八雲さんの顔が見れない。
『ごめんなさい』
俯いて謝る自分の声はあまりにも小さく、八雲さんに届いたかわからない。
情けない……。
『ハイネ』
『…はい』
八雲さんがあたしの前でしゃがむ。
『反省したなら良いんだ』
『や”…や”く”も”さ“ん”っっ』
『もう泣くな。タオルを冷やしてくるから貸せ』
壊れ物を扱うかのように、顔を冷やしているタオルで涙を拭かれ、そのタオルを持って八雲さんはキッチンへ。
その姿をただただ見つめる。
八雲さんーー。