好きばかり



放課後

オレンジ色の教室

そして目の前には可愛い後輩。



望んでいたものはすべて揃っているのに、意気地のない私は告白に戸惑ってしまった。




「……先輩、きいてるの」





あまりに反応のない私に痺れを切らした後輩くんは、ぐいっと顔を近づけてくる。


胸がドキドキしてひたすらに苦しい。



なに、これ。


告白されるってこんなに心臓に悪いの??



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