幼なじみにつきまとわれています
『ねぇ、たっくん……。ずっと乃々のそばにいて? パパみたいに……いなくならないで』
1週間ほど、ただただ泣くだけで。
一言も喋らなかった乃々ちゃんが、あるとき突然、口にした言葉。
『俺は、いなくならないよ。ずっと、乃々ちゃんのそばに……近くにいるから。
約束するよ』
このとき、乃々ちゃんの背中を撫でながら。
青い空を見上げ、子どもながらに再度誓った。
乃々ちゃんを。
おじさんが大好きだった……
乃々ちゃんの、愛くるしい笑顔を。
おじさんの代わりに、俺がそばで必ず守ると。