彼女の思い
「ぅう~ごめん!あたし今日、親の用事があって早く帰らなくちゃなんだよねぇ」香菜美は残念そうに言った。
「ゆりなは?行けるよね?ね?ね ?」
子犬の様な目で怜子ちゃんが見つめる。
「ゴメン、あたしも用事があるんだ」
怜子ちゃんはほっぺたをふくらませると、
「2組の男子から香菜美とゆりなも連れて来いって頼まれのにぃ、何?彼氏とかいる訳?」

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