私の好きな人
次の日.さっちゃんに
昨日の事を聞かれたので
昨日あった事を話すと.
何も言わず考えてた。
「……海を忘れるのは無理なのか?」
海を忘れる…?
ありえない。
「…私は海を裏切れない。」
「裏切る?……海は.もういないんだよ?」
なんでそんな事言うの…
「………。」
「真梨菜は海のせいにして
現実から逃げてるだけだ」
「なっ………違うよ!!!」
「違わない。」
「違う!!!!!」
「真梨菜!!」
びくっ――――。
さっちゃんが叫んだのは
これが初めてで……。