神羅の姫
「サナ!!
お願い待って!!!私も一緒に行くから!」
「お姉ちゃんもうまてないよぉ!
遅刻しちゃうじゃん!」
そう。いつも通りの朝。
毎朝寝坊するお姉ちゃんを起こして、
一緒に朝ごはんを食べて。
…。
なんだか今日は変な日みたい。
「お姉ちゃん。また、告白断ったの??
これで何回目??」
「まあまあ!いいじゃないの!
これもお姉ちゃんだからできることよ!!」
「くすっ…
もう。お姉ちゃんったら…。」
そう話しながら道の角を右に曲がりまっすぐ行って左に曲がって
ある交差点に出ようとしたその時!!!
「っ!!???」
誰かが私の足を掴む