神羅の姫
その笑顔はどんな暗い場所であろうと照らす
太陽のような…綺麗な笑顔だった。



「お前。俺と来るか?」

「え?
あなたとですか??」



「そうだよ、俺とくれば少なくともこいつらからは逃してやる。」

そう言うと、私に手を差し伸べてきた。


「来るだろ?サナ。」



え…。どうして私の名前を…



「おい!見つけたぞ!!!
聖女様だ!」


げっ!!!

その瞬間、
私は軽々と誰かに抱え上げられた。


「よっと。
お前、軽いなぁ…。

ちゃんと食ってんの??」

へっ…!???
おっ、お姫様抱っこ!?

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