神羅の姫
私は後ろを見たけど誰もいない…。
右にも…
左にも…。
私は背筋が凍るような気分がした。
前後左右何もないなら残るはあと一つ。
下からしかない…。
私は恐る恐る下を向く…。
「っ!?きゃぁぁぁぁ!!!!!!」
「サナ!???サナ!!!!!」
私はどんどんドス黒い穴に引っ張られていく。
それも1人の手じゃない…。
10人くらいの手が私を引きずり下ろす
「サナ!つかまって!!!」
「お姉ちゃん!!助けて!」
どんどん吸い込まれる…。
…あれ、…。
なんで、こんなに…眠いの…。
「サナ!!!!」
お姉ちゃん…来ないで…
来たらダメ…