神羅の姫
「聖女様…、ご安心を
ここは帝国で最も安全な場所にございます。」



安全…?

…。

「只今こちらに大司祭が向かっておりますゆえ、
少々お待ちください。」




「…おねえ…ちゃん…。


お姉ちゃんは!???どこ!?
無事なんですか!?」

突如、白い服の人達は顔を見合わせた。
そして何かを隠すような不敵な笑みを浮かべる。


「…はて…こちらにいらした時
貴方様はお一人でしたよ?」


「嘘よ!

私は確かにお姉ちゃんと一緒に落ちたわ!」


すると…。

コンコンコンっ…。
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