恋に異例はつきもので
「この会社に勤めたのは、言ってみれば、大学まで出してもらった恩を少しでも返そうと思ったからだ。でも、そろそろ次を考えてはいるぞ。どうも会社勤めは性に合わん」

 その話は以前、ちらっと米川さんから聞いていた。
 今の『ヤマモト』の仕事が終わったら、独立する心づもりだと。
 そうなったら、もちろん、わたしは彼についていく。

 まだまだ、彼には驚かされそう。
 〝異例のデパート〟みたいな人だから。

 そうだ。
 わたしこそ、あの人に言わなきゃ。

 あなたといたら、一生飽きないでいられるって。 (完)

*お読みいただきありがとうございました(^▽^)
< 110 / 110 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:241

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
表紙を見る
出逢いがしらに恋をして

総文字数/28,947

恋愛(オフィスラブ)99ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop