恋に異例はつきもので
「もう、彰ちゃんってば!」
し、彰ちゃん⁈
この強面部長を〝彰ちゃん〟呼びって、この子はいったい……
「ちゃんとあたしのこと紹介してくれないと。このお姉さん、びっくりしてるじゃない」
「こら、香穂。叔父さんと呼べと言ったろう。すまん、辻本。こいつは姉の娘だ」
「ああ、姪御さん……」
だから似てるのか。ようやく納得。
「姉は俺より4歳年上で。〝彰ちゃん〟ってのは、ガキのころの呼び名で、今でもあいつがそう呼ぶから、香穂まで真似るようになっちまって」
ものすごくばつが悪そうな表情で、部長は言い訳した。
し、彰ちゃん⁈
この強面部長を〝彰ちゃん〟呼びって、この子はいったい……
「ちゃんとあたしのこと紹介してくれないと。このお姉さん、びっくりしてるじゃない」
「こら、香穂。叔父さんと呼べと言ったろう。すまん、辻本。こいつは姉の娘だ」
「ああ、姪御さん……」
だから似てるのか。ようやく納得。
「姉は俺より4歳年上で。〝彰ちゃん〟ってのは、ガキのころの呼び名で、今でもあいつがそう呼ぶから、香穂まで真似るようになっちまって」
ものすごくばつが悪そうな表情で、部長は言い訳した。