【完結】復讐の恋〜あなたに復讐するために結婚します〜
「そうか。確かにな、結婚するんだしな?ずっと一緒にいられる訳だし、焦ることないか」
「そうだよ。……焦ること、ないよ」
そう、焦ることない。……あなたへの、復讐もね。
「百合音の言うとおりだな。焦ることないよな?」
「うん。焦ることない」
そう思い返した後、それを隠すかのように自分から和人にキスをする。そして和人の上に跨り、パジャマを脱がせる。
「百合音、今日は大胆だな?どうした?」
「べつに。たまには、と思って」
そう言ってパジャマやブラを脱いで和人の体に唇を這わせると、和人はそのまま下からわたしの胸を鷲掴みにして乱暴に揉んでくる。
「あっ、んっ……」
乱暴に揉まれた胸に反応して、わたしの体は刺激を求めていく。
「あんっ……」
上に乗っていたのに、急にベッドの上に押し倒されて、さらに胸を揉まれながら、和人とのキスを繰り返す。
「もう濡れてる」
「やっ……言わないで……」
悔しいけど、体の相性はいい。だからこそ都合がいい。体の相性だけでも良くないと、復讐するにはつまらないから。
「可愛い、百合音」
「やっ、ダメッ……」