愛されたい少女
雨が降ってる中傘をささずに外へと出る
きっと周りからは、変な目で見られているだろうがこの時間に外へ出る人なんていないだろう
私は、いらない子、誰からも愛されない
中学校までは、義務教育だからまだこの家に居れるけど、もう来週が卒業式だからもう出ていかなければいけない
どうやって暮らせばいいの?
気づくと歩道橋の上に立っていた
やっぱり死んだ方がいいのかな
「私はいらない子。私が死んでも、誰も悲しんでくれないよね」
「でもここで死ぬと下の人に迷惑がかかる」
この近くだとどこが1番人気がない場所なのだろうか
とぼとぼと歩いていく
きっとここなら
崖の先端に立つ
「もし神様がいるなら聞いてください来世は、愛されたいです」