愛されたい少女
鏡の前の自分を見ると
昨日ぶりの制服のはずなのに
久しぶりに着る気分になるのは何故だろうか?

「終わった?」

「あっ、はい」

「いいね、すごく似合ってるよ」

「山東様、こちらのサイズがピッタリでございます。3年間これから着るとなればもう少し大きめのサイズの方が良いかもしれませんが1週間となればこのサイズがよろしいかと」

山東様って呼ばれてる
やっぱりすごい人だ、、、、

「あと、僕が行ってる高校の制服で女子版の階級が1番上のを取ってきて」

制服に階級制度がある高校なんてあったっけ?

「かしこまりました。少々お待ちください」

「京さん、制服に階級制度があるんですか?」

「3つに分かれてる」

「1番上がは、僕と同じやつで」

「2番目が、生徒会で」

「3番目がそれ以外の生徒達だよ」

「大きくデザインが違うわけじゃなくて、胸元の刺繍が変わる。」

「京さんが行ってるところは、凄いところなんですね。」

「そこまで、凄くないよ。」




「制服、お持ちしました。」

「先程のサイズより少しゆとりがあると思います」

「ほら、着替えておいで」

そう言って制服を渡される
着替えてみるととても可愛らしいデザインの制服だった






制服の採寸が終わり、うちに帰る
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