DAYS -静かに積み重ねた私たちの日々-
12月7日
期末テストが終わり、テニス部は練習を再開した。
私の後ろの席の少年は、当たり前のように練習に参加している。
そんな西浦との関係は何も以前と変わっていない。
あのキスは何だったのかな。
12月22日
2学期終了。成績がちょっとだけ上がった。
帰る間際に西浦が「また連絡する」といった。
いつもなら待ち遠しいはずの休日が、今はなぜかもどかしい。
1月1日
新年になったと同時に西浦からあけましておめでとう、のスタンプ。
嬉しかったけど、本音をいえば声が聞きたかったな、と思いながら
返事を打っていたら、今度は電話の着信音が鳴り響いた。
「やっぱり直接いいたくなった。今年もよろしく」
...いい年になるといいな。