捨てられ妻の私がエリート御曹司に甘く娶られるまで
「うちの家族は本心から全員賛成してくれている。口さがないヤツらはどこにでもいるけど、言わせておけばいいよ。俺と里花は清い交際の末に結婚する。それは間違いないし、噂程度じゃ俺の足は引っ張れない」
頼もしいことを言い、それから私の髪にキスをくれる。
「そんな理由で結婚を反対されるなら、俺は里花を連れて三栖を出奔するよ」
「奏士さん、そんなこと絶対駄目」
「里花を誰にも奪わせはしない。もう、ずっと俺の里花なんだ」
こめかみに頬にキスを落とされる。この人はこんなに情熱的な人だったのだ。長く兄妹みたいな関係だったし、数年間は会わないで過ごした。だから、私のイメージは優しい初恋の人。
だけど、恋人になった奏士さんは私を深く愛してくれている。普段の言動も、ベッドの中でも、溺れるほどの愛をくれる。
「……駄目だ、里花」
「え? なあに?」
「散歩どころじゃない。里花がほしい。ランチを食べたらうちに来ないか?」
切羽詰まった顔がセクシーで、私の胸はどくどくと高鳴り始めた。全身が熱くなり、見つめられただけでとろんとしてしまう。どうしよう、彼の欲求に身体が反応してしまう。
頼もしいことを言い、それから私の髪にキスをくれる。
「そんな理由で結婚を反対されるなら、俺は里花を連れて三栖を出奔するよ」
「奏士さん、そんなこと絶対駄目」
「里花を誰にも奪わせはしない。もう、ずっと俺の里花なんだ」
こめかみに頬にキスを落とされる。この人はこんなに情熱的な人だったのだ。長く兄妹みたいな関係だったし、数年間は会わないで過ごした。だから、私のイメージは優しい初恋の人。
だけど、恋人になった奏士さんは私を深く愛してくれている。普段の言動も、ベッドの中でも、溺れるほどの愛をくれる。
「……駄目だ、里花」
「え? なあに?」
「散歩どころじゃない。里花がほしい。ランチを食べたらうちに来ないか?」
切羽詰まった顔がセクシーで、私の胸はどくどくと高鳴り始めた。全身が熱くなり、見つめられただけでとろんとしてしまう。どうしよう、彼の欲求に身体が反応してしまう。