不条理なわたしたち
仕事が終わって、薬局に行って、薬局のトイレで検査してから、此所にきた。
時刻は二十時。
バーは職場から電車で十分、歩いて五分の距離にある。
赤茶のレンガで囲まれたお洒落なバー。
入り口側には窓はついていないので、ここからでは中を確認出来ない。
ドアを開ける時、緊張した。
隼斗君が居たら気まずいし、蓮水さんに今から伝えることを考えるともっと気まずい。
「いらっしゃ……葵ちゃん!」
思い切って扉を開けると扉についたベルに、いつも通りの爽やかにみせる白いシャツを着たマスターがすぐに反応した。
二ヶ月振りの私を見ると、二度見した後、目をガン開きにした。
久しぶりに現れた私に驚いたようだ。
私は「お久しぶりです」と返しながら店内を見渡した。
お客さんは数名居るが、蓮水さん居なかった。
私はとりあえずカウンターの奥に腰掛けた。
時刻は二十時。
バーは職場から電車で十分、歩いて五分の距離にある。
赤茶のレンガで囲まれたお洒落なバー。
入り口側には窓はついていないので、ここからでは中を確認出来ない。
ドアを開ける時、緊張した。
隼斗君が居たら気まずいし、蓮水さんに今から伝えることを考えるともっと気まずい。
「いらっしゃ……葵ちゃん!」
思い切って扉を開けると扉についたベルに、いつも通りの爽やかにみせる白いシャツを着たマスターがすぐに反応した。
二ヶ月振りの私を見ると、二度見した後、目をガン開きにした。
久しぶりに現れた私に驚いたようだ。
私は「お久しぶりです」と返しながら店内を見渡した。
お客さんは数名居るが、蓮水さん居なかった。
私はとりあえずカウンターの奥に腰掛けた。