不条理なわたしたち
お風呂から出ると、ドライヤーに、先程蓮水さんがコンビニで買っていた化粧品類と、大きな服とおそらくズボンが洗面台に置いてあった。
パジャマということだろう。
一八〇センチはある蓮水さんの服が私に合うのだろうか。
疑問に思いながら着てみるとやはりダボダボ。
ズボンのウエストには紐が付いていたからウエストはブカブカだが何とかずり落ちずに済んだが、ズボンは三回折り込んで、長袖のトレーナーは袖口から手が出てくれない。
それよりもだ。
ベルガモットの、蓮水さんの香りに包まれた。
……非常に落ち着かない。
「……服、ありがとうございます」
髪を乾かした後、リビングに戻ると蓮水さんに一応お礼を伝えた。
「やっぱり大きいけど、可愛いね」
可愛いの言葉は不意打ちだ。
ドキッとしてしまう。
「水飲む?」
「貰います」
パジャマということだろう。
一八〇センチはある蓮水さんの服が私に合うのだろうか。
疑問に思いながら着てみるとやはりダボダボ。
ズボンのウエストには紐が付いていたからウエストはブカブカだが何とかずり落ちずに済んだが、ズボンは三回折り込んで、長袖のトレーナーは袖口から手が出てくれない。
それよりもだ。
ベルガモットの、蓮水さんの香りに包まれた。
……非常に落ち着かない。
「……服、ありがとうございます」
髪を乾かした後、リビングに戻ると蓮水さんに一応お礼を伝えた。
「やっぱり大きいけど、可愛いね」
可愛いの言葉は不意打ちだ。
ドキッとしてしまう。
「水飲む?」
「貰います」