最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~
最終章「紅い月の真実、永遠の契約」
「壱流、私の声が聞こえる!?」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」
壱流はその場で雄叫びを上げた。
私の声は届いていない。
暴走は止まるどころか勢いを増していく。
ガラスどころか建物自体もガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。
倒れていた吸血鬼たちに息はなく、そのまま灰となって消えた。
まわりは壱流を怖がるように逃げていく。
恐怖で足がすくんでるものは、その場から動けずただ立ち尽くしているだけ。
壱流だけじゃどうにもならない。
「幻夢、私から離れて。生きてる者を出来るだけ外に誘導しつつ、ここから逃げて」
「そんな…姉貴!まさか壱流さんを1人で止めようっていうんですか!?そうだ、龍幻先生を呼びましょう、眠り薬入りの銃なら壱流さんをなんとか…」
「白銀先生がここに来る頃にはもうこの街は手遅れになる。それにその銃ならここにもあるわ」
「だったらそれで!」
「無理よ。こんなので壱流の暴走は止まらない…」
「姉貴、なんでそんなことがわかるんですか」
「それ、は…」
壱流の感情が伝わってくるから。
壱流の血を流して込んでもらったおかげか、貴方の気持ちがわかるの。
いたい、苦しい…ほかにもいろんな。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」
壱流はその場で雄叫びを上げた。
私の声は届いていない。
暴走は止まるどころか勢いを増していく。
ガラスどころか建物自体もガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。
倒れていた吸血鬼たちに息はなく、そのまま灰となって消えた。
まわりは壱流を怖がるように逃げていく。
恐怖で足がすくんでるものは、その場から動けずただ立ち尽くしているだけ。
壱流だけじゃどうにもならない。
「幻夢、私から離れて。生きてる者を出来るだけ外に誘導しつつ、ここから逃げて」
「そんな…姉貴!まさか壱流さんを1人で止めようっていうんですか!?そうだ、龍幻先生を呼びましょう、眠り薬入りの銃なら壱流さんをなんとか…」
「白銀先生がここに来る頃にはもうこの街は手遅れになる。それにその銃ならここにもあるわ」
「だったらそれで!」
「無理よ。こんなので壱流の暴走は止まらない…」
「姉貴、なんでそんなことがわかるんですか」
「それ、は…」
壱流の感情が伝わってくるから。
壱流の血を流して込んでもらったおかげか、貴方の気持ちがわかるの。
いたい、苦しい…ほかにもいろんな。