最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~
* * *
「姉貴、おはようございます!
今日も迎えにきました!」
「本格的に夏って感じね…おはよ幻夢」
「姉貴、今日はいつにも増して疲れてません?まだ学校にすら着いてないのに」
「…暑さには弱いみたいで」
あれから数ヶ月が過ぎた。
私は、白銀先生に身体のメンテナンスをしてもらいながら学校に通っていた。
壱流と血の契約を交わして私は吸血鬼になった。そのせいなのか、人間でいたときよりも暑さに敏感になってしまった。
体制がついたとはいえ、気を抜くと灰になりそう…。吸血鬼もいろいろ大変。
「朝から出迎えとは暑苦しい奴だな、幻夢は。…おはよう、闇華」
「壱流…おはよう」
「暑苦しくないです!というか、真夏なのにパーカーなんか着てどうしたんですか?見てるこっちまで暑くなってくるんですけど…って、姉貴まで!?」
「壱流も?」
「そりゃあ、な。前とは違って半端モノじゃないわけだし」
そう、壱流も完全な吸血鬼になった。
本人は半端ものだって気にしてたようだからこれで良かった…のかしら。
「俺様から言わせてみればどちらも半端モノだな」
「なっ…!狗遠総長!」
「幻夢、人を指ささないの」
「狗遠、なにしにきた!闇華から手を引いたんじゃなかったのか?」
「今日は闇姫に会いにきたわけじゃない。炎帝闇華に会いに来たんだ。…これからよろしくな、元闇姫」
「よろしく。って、あなたの制服…」
よく見ると狗遠は壱流たちと同じ制服を着ていた。ネクタイの色は3年。って…嘘でしょ。
「姉貴、おはようございます!
今日も迎えにきました!」
「本格的に夏って感じね…おはよ幻夢」
「姉貴、今日はいつにも増して疲れてません?まだ学校にすら着いてないのに」
「…暑さには弱いみたいで」
あれから数ヶ月が過ぎた。
私は、白銀先生に身体のメンテナンスをしてもらいながら学校に通っていた。
壱流と血の契約を交わして私は吸血鬼になった。そのせいなのか、人間でいたときよりも暑さに敏感になってしまった。
体制がついたとはいえ、気を抜くと灰になりそう…。吸血鬼もいろいろ大変。
「朝から出迎えとは暑苦しい奴だな、幻夢は。…おはよう、闇華」
「壱流…おはよう」
「暑苦しくないです!というか、真夏なのにパーカーなんか着てどうしたんですか?見てるこっちまで暑くなってくるんですけど…って、姉貴まで!?」
「壱流も?」
「そりゃあ、な。前とは違って半端モノじゃないわけだし」
そう、壱流も完全な吸血鬼になった。
本人は半端ものだって気にしてたようだからこれで良かった…のかしら。
「俺様から言わせてみればどちらも半端モノだな」
「なっ…!狗遠総長!」
「幻夢、人を指ささないの」
「狗遠、なにしにきた!闇華から手を引いたんじゃなかったのか?」
「今日は闇姫に会いにきたわけじゃない。炎帝闇華に会いに来たんだ。…これからよろしくな、元闇姫」
「よろしく。って、あなたの制服…」
よく見ると狗遠は壱流たちと同じ制服を着ていた。ネクタイの色は3年。って…嘘でしょ。