最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~
「質問です!白銀先生はなんで白衣姿なんですか?」
「薬を作ってるとね、薬品で衣服が汚れることがあるんだ。それで着替えるのが面倒だからこの格好というか。それと、白衣姿だと見た目だけでも研究者に見えるかなっていう俺の偏見なんだ。ほら、俺ってまだ学生だから他の研究者といると、どうしても子供扱いされてね……」
「天才と呼ばれてる白銀先生はそれだけで選ばれた人間っていうか〜」
「それに白銀先生って身長も高いですし、私たちからしたら十分大人に見えます!」
「ちなみに何センチなんですかー?」
「180ちょっと、かな」
「たっかいー!高身長でイケメンとかスペック高すぎ」
昨日も白衣姿だったのはそういう理由があったのね。
「そろそろ1時間目の授業を始めたいんだけどいいかしら?」
「佐藤先生。すみません、自己紹介したあとから生徒と雑談をしてて」
「白銀先生いいんですよ。皆さん、白銀先生は準備がありますので質問は特別授業の時にしなさい。今から私の授業がありますから、皆さんは席に戻りなさい」
「「「はーい」」」
「白銀先生、お昼は私たちと食べましょうね?」
「今日は第2理科室に荷物を運ばないといけないんだ。だからごめんね。また次の機会があれば」
「そんな~」
白銀先生が女子生徒の誘いを断り教室から出て行った。
一部は「白銀先生の特別授業を早く受けたい」などと騒ぎ、それを現国担当の佐藤先生が私語を慎むようにと注意していた。
綺麗な先生だけど、しっかりしている人だとそんな印象だった。
1時間目の授業がもうすぐで終わる。ふと空を見るとそこには綺麗な青空が広がっていた。
私は高校生になったんだと改めて実感する。
「薬を作ってるとね、薬品で衣服が汚れることがあるんだ。それで着替えるのが面倒だからこの格好というか。それと、白衣姿だと見た目だけでも研究者に見えるかなっていう俺の偏見なんだ。ほら、俺ってまだ学生だから他の研究者といると、どうしても子供扱いされてね……」
「天才と呼ばれてる白銀先生はそれだけで選ばれた人間っていうか〜」
「それに白銀先生って身長も高いですし、私たちからしたら十分大人に見えます!」
「ちなみに何センチなんですかー?」
「180ちょっと、かな」
「たっかいー!高身長でイケメンとかスペック高すぎ」
昨日も白衣姿だったのはそういう理由があったのね。
「そろそろ1時間目の授業を始めたいんだけどいいかしら?」
「佐藤先生。すみません、自己紹介したあとから生徒と雑談をしてて」
「白銀先生いいんですよ。皆さん、白銀先生は準備がありますので質問は特別授業の時にしなさい。今から私の授業がありますから、皆さんは席に戻りなさい」
「「「はーい」」」
「白銀先生、お昼は私たちと食べましょうね?」
「今日は第2理科室に荷物を運ばないといけないんだ。だからごめんね。また次の機会があれば」
「そんな~」
白銀先生が女子生徒の誘いを断り教室から出て行った。
一部は「白銀先生の特別授業を早く受けたい」などと騒ぎ、それを現国担当の佐藤先生が私語を慎むようにと注意していた。
綺麗な先生だけど、しっかりしている人だとそんな印象だった。
1時間目の授業がもうすぐで終わる。ふと空を見るとそこには綺麗な青空が広がっていた。
私は高校生になったんだと改めて実感する。