最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~
「じゃあ、なんでここに来たんだよ」
「息が苦しそうな声が聞こえたから。
それで、倒れてる人がいるかもしれないと思って来たの」
「お人好しだなアンタも」
「そんなことない。それより朝話したときも気になっていたんだけど」
「なんだよ」
「龍幻って、白銀先生のことよね?今日から私達のクラスの副担任になった人」
こう何度も皇綺羅君から龍幻って名前を聞くと聞かずにはいられない。
「副担?あいつが、俺の?……俺には臨時って言っておきながら副担になってやがったのか」
「やっぱり知り合いだったのね」
「アンタには関係ないだろ」
「えぇ、私には関係ないわ」
「女だったら気になることは徹底的に聞かないと気が済まないんじゃないのか?」
女、だったら?
「性別で決めつけないで。私はあなたと白銀先生が知り合いとわかっただけでもう十分よ。
教師を呼び捨てにしていたから、どういう関係か気になっただけだから」
「そうかよ」
「今はあなたのほうが心配よ」
「俺?」
「立ち上がれないんでしょ?
どこか具合でも悪いの?」
手を貸そうと差し出した。
だけど、「余計なお世話だ!」と言われ振り払われてしまった。
「息が苦しそうな声が聞こえたから。
それで、倒れてる人がいるかもしれないと思って来たの」
「お人好しだなアンタも」
「そんなことない。それより朝話したときも気になっていたんだけど」
「なんだよ」
「龍幻って、白銀先生のことよね?今日から私達のクラスの副担任になった人」
こう何度も皇綺羅君から龍幻って名前を聞くと聞かずにはいられない。
「副担?あいつが、俺の?……俺には臨時って言っておきながら副担になってやがったのか」
「やっぱり知り合いだったのね」
「アンタには関係ないだろ」
「えぇ、私には関係ないわ」
「女だったら気になることは徹底的に聞かないと気が済まないんじゃないのか?」
女、だったら?
「性別で決めつけないで。私はあなたと白銀先生が知り合いとわかっただけでもう十分よ。
教師を呼び捨てにしていたから、どういう関係か気になっただけだから」
「そうかよ」
「今はあなたのほうが心配よ」
「俺?」
「立ち上がれないんでしょ?
どこか具合でも悪いの?」
手を貸そうと差し出した。
だけど、「余計なお世話だ!」と言われ振り払われてしまった。