今日も君に恋焦がれるⅡ
俺の気持ちとは裏腹に、胡桃が露天風呂に入ってくる。



あー…もう終わった…


こんなの反則でしかない。




俺の負けだ。




「葵くん…、」



ウルッとした瞳で見つめられる。




「………しよ?…」




胡桃の小さな声はうまく聞きとれなかったけど、何を言ったのか口の動きでわかった。




そのまま近づいてくると、唇を重ねてきた。

…限界…。




俺は胡桃を抱きかかえ露天風呂を出ると、そのまま布団まで運んだ。
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