今日も君に恋焦がれるⅡ
ーーー次の日…

目を覚ますと、隣にあるはずの胡桃の姿がなくて飛び起きる。



部屋、トイレ、露天風呂…



どこにもいない。





「どこ行った?」



なんて思っていると、襖の開く音がして振り向く。




「あ、おはよ、葵くん」



と笑顔の胡桃。





「朝風呂行ってきちゃった!ほぼ貸切だったんだよ?気持ちよかった〜」



確かにまとめた髪が少し濡れている。





ところを見れば本当に温泉に入ってきたんだろう。
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