今日も君に恋焦がれるⅡ

深い傷

次の日から元気に琴音が出社してきた。




やっぱり隣に琴音がいてくれると落ち着く。



琴音は家族の次…


いや、家族同然の存在に近い。





「胡桃先輩っ!」



小野ちゃんがすごい勢いで近づいてきた。




「どうしたの?」


「今、隣の部署に寄ってきたんですけど、相良さんベタベタでしたよ?いいんですか!?あんなに触らせちゃって」




とわたしに代わって怒ってくれているようだ。



「あー…もう諦めてる」
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