今日も君に恋焦がれるⅡ
高橋くんが書類を覗き込む。



「高橋くんも仕事あるでしょ?大丈夫だよ」




さすがに高橋くんばかりを頼るのは申し訳ない。



それに、これはわたしの仕事の要領の悪さが原因だからね…。




琴音にヘルプを出したいところだけど、休んでいたぶんの仕事で忙しそうだ。


昼休み返上でやるしかない。




気合いを入れると作業に集中した。




「いつでも声かけてください」



と言い残して出て行った高橋くん。


それからは時間も忘れて手を動かした。
< 171 / 277 >

この作品をシェア

pagetop