今日も君に恋焦がれるⅡ
そうこうしているうちにも出血の量が増えていく。


次第に気持ち悪さが襲い、頭から血の気が引いていくのがわかるとフラッと目眩がした。




立っていることがしんどくなり、しゃがみ込もうとした時、再び激しい目眩が遅い…

体が倒れていくのがわかった。




体を打ちつける痛みの覚悟をしたけど、その痛みがなかなかやってこない。




「胡桃っ!?胡桃!」




と遠い意識の中で呼ばれていることに気づき、目を開くと心配そうに顔を覗き込む葵くんが見えた。



「葵くん…、」




どうやら葵くんが倒れる寸前で支えてくれたようだ。
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