今日も君に恋焦がれるⅡ
今では普通に接してくれるようになったけど、小野ちゃんもわたしと同じように苦しんでいたはず。



あの日のことを思い出すと、今でも小野ちゃんには申し訳ない気持ちになる…。





そんな時に彼氏ができた、と笑顔で報告してくれた。

 

その笑顔を見た時は心の底から安心するものがあった。





いつもの小野ちゃんに戻ってくれた気がして。



まぁ、今はその彼とうまくいってないようだけど…。




「胡桃ちゃん、残業?」




背後から葵くんの声が聞こえたかと思うと、振り向く前に後ろから抱きしめられてしまった。
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